発達障害も基本的な考え方をおさえずに、ハウツー的に子どもを何とかしようとするのは大きな誤りだということを最初に確認しておきます。

そもそも発達障害という言葉が生まれたのは1970年代のアメリカ。白人のプロテスタント以外は活躍できない社会状況に異を唱える公民権運動が熱を帯びた時代でした。

知的障害や脳性まひなどの身体障害を持っていても、また有色人種であっても、そのままで生きていける権利を確立しよういう運動のなかで生まれたのです。ですから、発達障害というラベルを張られた瞬間から、そのままで生きていける権利を有するということになる、まずこの点を押さえておくことが重要です。

では、実際に「親にできること」は何か。「文化交流」という視点を持つことです。たとえば、日本とインドネシアで文化交流する場合、私たちはインドネシアの言語を覚え、歴史や習慣を学びます。その逆もまた然りです。ではこのとき、どちらかが自国の文化を一方的に押しつけようとするならばどうなるか。それはもはや「植民地支配」と言えるでしょう。

もう少し具体的に、「自閉症スペクトラム」を例に挙げ考えてみます。

この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。