不登校新聞

228号2007.10.15

「長田塾裁判」原告逆転勝訴

2015年01月15日 13:14 by 匿名
2015年01月15日 13:14 by 匿名
 2007年9月26日、いわゆる「長田塾裁判」の控訴審で、名古屋高裁(青山邦夫裁判長)は、男性の請求を棄却した一審名古屋地裁判決を変更、長田氏と会社に連帯して100万円の損害賠償を命じる男性側逆転勝訴の判決を言い渡した。長田塾裁判とは、01年に当時15歳の男性(22歳)が「長田塾」(有限会社塾教育学院)を主宰する長田百合子氏に自宅から拉致され、入寮を強制され暴力的支配下に置かれたとして長田氏と会社に不法行為による損害賠償を求めた裁判のこと。

 長田塾は、名古屋市内に八事寮を設置し「不登校、ひきこもり」などを解決する「メンタルケア」をしていると宣伝し、親から委託を受けて子どもを入寮させている。

 訴えによると、男性は01年4月高校に入学したが、すぐに学校の雰囲気が合わないと感じ、通学しないで家庭で過ごすようになっていた。それを心配した母がテレビで知った長田氏に相談した。長田氏から長田塾の八事寮を勧められたため、母は男性の意思を確認せず入寮の契約をした。長田氏らは、男性に事前の面接や説明もせず、突然男性の居室内にNHKテレビのスタッフを伴って立ち入り、拒絶する男性を約6時間も説得したすえに、東北地方の自宅から八事寮へ連行した。NHKはそのようすを撮影し、後日男性の顔と実名を放映した。
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