不登校新聞

227号(2007.10.1)

第13回 少年調書漏示出版【上】

2015年01月22日 14:42 by 匿名
2015年01月22日 14:42 by 匿名



連載「精神現象」


 奈良県の医師宅放火殺害事件を題材にした書籍の著者に、供述調書を提供したとされる精神科医宅が、秘密漏示容疑で捜索を受けたと報道されている。

 奈良放火殺害事件とは、2006年6月に、進学高校に通う当時16歳の少年が、自宅に放火して継母と義弟義妹の三人が死亡した事件を指している。また、書籍とは、草薙厚子氏が執筆した『僕はパパを殺すことに決めた』である。

 マスメディアを含め、ジャーナリズムの側の反応は、どちらかというと同容疑での捜索に批判的だ。たとえば、毎日新聞社説は「強制捜査まで必要なのか」と疑問を投げかけ、「人権侵害があれば、当事者間の話し合いや訴訟による判断を待つべきで、公権力が判断し、流通・販売を阻害することがあってはならない」という、日本ペンクラブの声明を引用している。また、ジャーナリストの大谷昭宏氏は、「強制捜査は、捜査当局などの自分たちだけが知っていればいいという考えに立ったもので権力をかさに着た横暴なやり方だ」と、産経新聞紙上で批判している。
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