今回はブラジルで開催されたIDEC2007のようすとブラジルのオルタナティブ教育の現状について、朝倉景樹さんに執筆してもらった。IDECは、世界各国のフリースクールの子ども・スタッフ、ホームエデュケーションの家族などが集まる大会。日本では、その内容から「世界フリースクール大会」とも訳されている。
今年の世界フリースクール大会(IDEC)は9月8日から16日までブラジルで開かれた。主催はブラジルデモクラティック教育研究所(IDEB)だ。会場はブラジル最大の都市サンパウロの郊外に車で1時間半ほどの、南回帰線に近いモジダスクルーズ市の文化・スポーツクラブだ。参加者は約110人で、そのうち海外からは中南米、北米、ヨーロッパを中心に11カ国から30人余が参加した。イスラエルを除くとアジアからは筆者のみの参加となった。例年に比べると少人数だが、その分参加者どうしの距離が近まり和気あいあいとした大会となった。
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