不登校新聞

226号2007.9.15

ひと「派遣は「モノ」扱いされる」

2015年01月29日 14:29 by 匿名
2015年01月29日 14:29 by 匿名


 駅やコンビニなど、街のあちらこちらでみかける色鮮やかな求人情報誌。そこには、「月収30万以上可」「個室寮完備」など魅力的な文字が踊っている。その一方で昨今、フルキャストなどの派遣業者の違法行為が次々と明るみとなってきた。

 今回の「ひと」では、派遣労働者として働きながら、おなじ立場にいる人どうしの組合「ガテン系連帯」を昨年立ち上げた池田一慶さんに、派遣労働者がおかれた実状についてうかがった。

 池田さんは現在27歳。2浪して大学に進んだものの、やりたいことが見つからず、引っ越し屋などの肉体労働系、いわゆるガテン系のバイトに明け暮れていた。

 「ガテン」とは、「きつい肉体労働もラテン系の明るいノリでこなし、合点がいく収入を得る仕事」という意味の造語である。
 卒業後、派遣業での最大手「日研総業」に登録した池田さんは、トラック製造で有名な日野自動車工場に派遣された。

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