――不登校はいつから?
 中学1年生の11月から完全に学校に行かなくなりました。小学生のときから、名前をわざとまちがえるからかいが続いていて、中学に入ると、先輩・後輩という上下関係もそこに絡んでくるようになったのがきっかけです。

 両親は「いずれ学校に戻ってほしい」と思っていたんじゃないかな。そういうのって言葉の端々に見え隠れするし、気づいちゃうんです。けっこうプレッシャーになったりして(笑)。

 でも、学校に行くことを無理強いされたこともないし、母は「東京シューレ葛飾中学校」を探してきてくれましたから、不登校している僕の気持ちを大事にしてくれていたんだと思います。

つねにあった親への罪悪感


――ご両親に対して、どんな思いを持っていましたか?
 罪悪感というか、申し訳なさというか、つねにそういう気持ちがありました。不登校してから1週間くらい「僕だけがサボっている」という引け目があって。

 ただ最近気になるのは、お金のこと。公立学校に通っていれば余計な心配をかけなくて済むわけですから。両親が聞いたら「お前はお金の心配なんかするな」って怒られそうだけど、いろいろ考えてしまいます。父はもちろん、母もパートと家事の両立で忙しそうだし、家計的にもけっして余裕があるわけではないと思う。今はフリースクール「東京シューレ」に通って充実してるけど、そういう悩みは頭の片隅に、いつもあります。


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