不登校新聞

225号 2007.9.1

論説「増加に転じた不登校」

2015年02月10日 14:46 by 匿名
2015年02月10日 14:46 by 匿名

 今夏は大変な猛暑だった。この猛暑に重なるように、8月10日、新聞各紙は、今年の学校基本調査の速報を伝えた。とりわけ、「不登校の5年ぶりの増加」が大きく報道された。06年度の小中学生不登校数は12万6764人となり、前年比4477人(3・7%)増であった。01年に13万8722人と過去最高を記録してから、4年間微減を続け、5年ぶりに増加に転じた。しかも、中学生に占める割合は2・86%と過去最高だった。
 
 文科省は5年ぶりの増加について、「いじめの社会問題化の影響で、無理に登校しなくてよい、と考える親たちが増えたためではないか」と指摘する。たしかにそれもあると考えられる。いじめに関心を強めた文科省は、今回の調査のなかに、はじめて「いじめ」を調べる項目を入れた。調査によると、いじめをきっかけとした不登校は小学校759人、中学校3929人の計4688人だった。約4700人もの子どもが昨年いじめに苦しみ、不登校をせざるを得なかったかと思うと、それだけで胸が痛い。しかし、フリースクールや親の会といった現場での実感からすると、もっともっと多いと考えられる。文科省の指摘どおり「いじめられるくらいなら」と考える親が増えたのなら、それはよかったなあと思う。本紙もまた、その方向で発信し続けている。
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