不登校新聞

404号 2015/2/15

自らの不登校経験を漫画化「学校へ行けない僕と9人の先生」

2015年02月13日 17:45 by koguma
2015年02月13日 17:45 by koguma


 本書は小学1年生から中学生に至るまで不登校した著者の実体験を漫画化した作品です。良くも悪くも、著者が影響を受けた大人が「9人の先生」として登場します。その最後、9人目は漫画家の鳥山明さん。言わずと知れた『ドラゴンボール』の作者です。
 
 こう書くと、ついそちらに目が向きがちになりますが、本作のもう一つの魅力は「不登校した子どもの気持ちが克明に描かれている」ということ。
 
 学校に行けない自分をどう捉え、何に苦しみ、どんなことがうれしかったのか。不登校の子を持つ親として一番知りたい「うちの子、何考えているんだろ?」という部分がギュッと詰まっています。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

伝説の娼婦「ヨコハマメリー」【映画評】

195号(2006.6.1)

まんじゅうプロブレムが怖すぎる “今のPTA問題”をまとめた一冊

494号 2018/11/15

“「いじめ」と「いじり」の違いは?” 書評

208号 2006/12/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…