不登校新聞

224号2007.8.15

第5回 捨てられた!【上】

2015年02月17日 14:01 by nakajima_

連載「家庭内暴力」


 今、中3の息子は小2のとき、朝ものすごい吐き気で学校へ行けなくなった。なぜこうなったか私はオロオロするばかりだった。息子はその後3年間、食事はほとんど喉を通らず、ガイコツに布をまとったような姿になった。本を読んでも低年齢の体験談が少なく、色々な相談窓口を回っても「ようすを見ましょう」で、「幼児期はどんな育て方をしましたか?」「母子分離不安ですね」と、母親を否定するものが多かった。私の子育ては子どもを支配せず、自然にたくましくと、なかなかいい親をやっているつもりだった。いま思うとそれは私の思いで、子どもの気持ちとは別だった。あとで聞くと息子がいた教室はイスは飛ぶ、ガラスは割れる、いじめは何組もあるなど、学級崩壊状態だったらしい。

 息子は外界への恐怖感と不安感が強くてまったく家を出られなくなり、私からも離れられなくなった。あるとき、妹の保育園のお迎えだから、とウソを言って息子をムリムリ連れ出し、予約した病院へ連れて行った。駐車場に着いて私が「病院に行こう」と言うと息子は「お母さん、オレをだました!」と叫んだ。まったくその通りだった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「もう後ろはふり返らない」3人兄弟そろって不登校【母親手記】

191号(2006.4.1)

読者の声「手紙って」

192号(2006.4.15)

読者の声「頭が痛い父親問題」

192号(2006.4.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

524号 2020/2/15

「なんもできませんが僕を貸し出します」というツイートが、瞬く間にネット上で...

523号 2020/2/1

本紙「子ども若者編集部」は2019年12月15日、イベント「不登校経験者が...

522号 2020/1/15

ふつうの学生生活を送りたいと言われて親は何をすればいいのでしょうか。函館圏...