不登校新聞

224号2007.8.15

書評「子どもに聞くいじめ」

2015年02月17日 14:07 by 匿名
2015年02月17日 14:07 by 匿名


『子どもに聞くいじめ』

編著・奥地圭子/刊・シューレ出版

 学校基本調査では、今年から新しく不登校のきっかけ、継続理由に「いじめ」が加えられた。調査結果は、いじめをきっかけとする不登校は3・2%。いじめを不登校の継続理由にあげたのは1%にとどまった(複数回答)。

 「いじめ」の実態を考えるべく、当事者の目線からいじめを訴えた本を紹介する。自身が編著にあたった『子どもに聞くいじめ』を中心に、奥地圭子が執筆した。

 いじめについて書かれた本は多いが、子ども自身の経験がぶつけられた本は少ない。

 この新刊は大人の議論ではなく、いじめ・いじめ自殺の問題を、まずは直面した子ども自身に聞くところから考えよう、という書である。そして7人、いじめを受けた子どもから、ていねいな聞き取りをしていく。
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