連載「家庭内暴力」
現在、24歳の息子が不登校になり苦しみだしたのはもう11年前のこと。息子は中学1年生でした。朝、腹痛と下痢を訴えるようになり学校へ行きしぶるようになりました。私は当然のことのように学校へ送り出しました。
そして、息子はますます登校できなくなり「学校は何もかも競争しか感じない、このまま通い続けたらロボットになってしまう」と訴え、休み出しました。休みが長びくほど息子の苦しみは増し、強迫神経症の状態になりました。
あらゆることが不安で「だいじょうぶ?」「きちんとできている?」と確認するようになり、頻回の手洗い、長時間の入浴、物を投げる、壁に穴を開ける、タンスやテーブルを倒すなど、さまざまななことが次々と起こりました。徐々に私への暴力も始まりました。
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