7月5日、国会が閉幕した。多数という名の暴力を、これほど見せつけられた国会はなかった。何という文化度の低さか。恥も外聞もない。日本には「たががはずれる」という言い方があるが、現内閣と与党は、民主主義のたがをはずしてしまった。
国会とは元来、民主主義の象徴である。意見はちがっていい。しかし、ちゃんと議論せず、国民のこれからを左右する問題も、すでに結論を決めておいて、自分たちの都合で強行採決で押し切っていく。もう、国会はかたちだけの場になった。これなら、国会はいらないではないか。この姿をテレビを通して、子どもたちはずっと見ている。
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