不登校新聞

406号 2015/3/15

川崎事件緊急企画 子どもへの面談、学校が求めてきたら

2015年03月13日 16:06 by kito-shin
2015年03月13日 16:06 by kito-shin


 川崎市中1殺害事件を受け、全国の学校では、子どもの安全を確認する緊急調査が実施された。不登校の子も場合によっては調査対象となるが、子ども本人は学校関係者と会うことを拒むことが多い。学校からの急な面談の催促、親はどう考えたらいいのだろうか。(編集部)

 ここのところ、不登校の子どもがいる家庭に学校から「安否確認が必要になったので、学校に顔を見せてください」「家庭訪問をしますので、本人に会わせてください」などの連絡があり、どうしたらいいものかと困惑される親の方からの相談が増えました。
 
 これは川崎市で起きた少年殺害事件を受け、文部科学省が「緊急確認調査」を行なったためです。私が校長を務める東京シューレ葛飾中学校にも調査依頼がきました。
 

文科省が学校に求めたのは

 
 ただし、よく読んでみると、「①または②のいずれかに該当する児童生徒がいる場合のみ記入し、FAXで回答ください」とあります。東京シューレ葛飾中学校では①も②もいないと判断し、回答しませんでした。
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