不登校新聞

219号 2007.6.1

ひといき 小熊広宣・石井志昂

2015年03月26日 13:01 by 匿名
2015年03月26日 13:01 by 匿名


  昨年夏、私は初めて北海道を訪れた。心地よく車を走らせていると、沿道で一匹のキツネを見かけた。たまたま一人だったので車をとめ、しばらくキツネのようすを眺めていた。

 キツネはこちらを全力で無視しながら、草むらで何かをしていた。すると私のうざったい視線に気づいたのか、こちらにふり向き、鼻をフンフン鳴らした瞬間、サッと立ち去ってしまった。梅雨や台風の心配もなく、自然は雄大で食べ物もおいしい北海道にひそかに惚れてしまった寒がりの私は、「夏だけ北海道に住みたい」という大志を抱き、今日も「ロト6」という宝くじを買う。いまのところ、全戦全敗である。  (東京編集局・小熊広宣)
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

『不登校新聞』のおすすめ

623号 2024/4/1

編集後記

623号 2024/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…