不登校新聞

219号 2007.6.1

16歳に聞く不登校 「不登校の自分がダメだと思ったことがない」

2017年03月15日 11:54 by koguma
2017年03月15日 11:54 by koguma


 今回の子どもインタビューは、小学校3年生から不登校になった16歳にインタビュー。彼は家庭で過ごした後、フリースペース「ユニーク」と出会い、現在も通っている。「不登校をしている自分をダメだなんて思ったことがない」と明るく話す阿部くんに、不登校や居場所での活動についてうかがった。

――不登校になったきっかけは?
 小学校3年生の1学期ぐらいだったと思うけど、きっかけは、春休みボケかな。春休みで学校を休んでいて、とくにいじめがあったわけでもないんですけど、その後は何となく行きたくなくなっちゃったんです。春休みで1日中遊んでいられる生活に味をしめちゃったのかもしれない(笑)。でも、しばらくは行ったり行かなかったりのくり返しだった。

 勉強はきらいでしたけど、それよりもきらいだったのは、学校の給食。すごくマズイんですよ。それなのに残すと怒られるし、たくさん食べなきゃいけないわけじゃないですか。何かにつけて無理強いをさせられてたなっていうのは、いま思い出しても、すごい苦痛でしたね。

――不登校をした後はどのように過ごしていましたか?
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