小学4年生で不登校をしたP.NMINOくんが5万字に及ぶ小説『東京UFO』を書きあげた。MINOくんは現在13歳。小説のテーマは「戦争」。ある男の子が宇宙人と出会い、自身の数奇な運命を紐解きながら、地球侵略に立ち向かうというのがストーリー。MINOくんはどんな思いで小説を書きあげたのだろうか。
――小説『東京UFO』、どうして書こうと思われたんですか?
ある日に見た夢が下地になっています。東京が空爆されて焼け野原になり、そのなかを男の子が駆け抜けていく。そんな夢を膨らませたのがこの小説です。
――書きたかったテーマは「戦争」なんですね?
はい。「不利益な争いはやっぱりよくないんだ」と言いたくて、いろんな要素を盛り込んだつもりです。というのも、この間いろんな戦争関連の情報を見聞きしました。なかでも戦争で家族を亡くされた方の報道番組は印象的でした。僕にとって、いまの支えは親です。親からすれば自分の子どもは生きがいなんだろうな、とも思います。それが誰も望んでいない争いでぶっつりと切られる。これがどれほどつらいものなのか、体験していない僕が「わかった」というのはヘンですが、感じるものがありました。
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