3・11から世界を変えなければ
欧州緑の党グループ・欧州自由連盟議長 レベッカ・ハルムスさん


 1月14日~15日にかけて行なわれた「脱原発世界会議」におけるシンポジウムのなかから、欧州自由連盟議長・レベッカ・ハルムスさんの講演抄録を掲載する。

 福島原発事故を受けて、ヨーロッパでは原発支持の声が終焉を迎えようとしています。私の国ドイツでは、3・11後、一晩で8基の原発を封鎖することを決めました。これは国内にある原発の半分にあたります。増設中止もすでに決めており、6~8カ月後には電気の輸入もやめることにしました。それでも電気料金の値上げはしません。

 こうした決定、前進はミステリーではありません。ですから日本も前進しなければなりません。私たちは義務として、どうして事故が起きたのか、これから何をすべきか、効果的な戦略を打ちだしていかなければなりません。
 
 チェルノブイリ原発事故以来、ドイツ国民の大多数は原発に反対でした。一方、ドイツ政府の与党である保守党は当初、原発保持の方向で動いていました。しかし、福島原発事故直後、ドイツ南部で行なわれた重要な選挙で与党は負けました。これにより政府は方針を一変させます。福島原発事故はいま、ヨーロッパにおいて政治的に大きな意味合いを持っています。
 
 原発に関する世論調査によれば、日本人の大多数が原発反対派です。これはドイツと似ています。日本のみなさん、ドイツから方向性を学んでください。あなたがたの市長、政治家、自治体、支持政党、そして日本政府は福島から正しく学び、正しい結論を得なければなりません。そして彼らが今回の事故から学ぼうとしない、原発と向き合わないのであれば、脱原発に向き合う市民の意思をきちんと伝え退陣を迫るべきです。


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