連載「不登校の歴史」
2011年3月11日、午後2時46分、この日を多くの人は忘れることはないだろう。
東日本大震災が起き、東北のとくに太平洋沿岸は地震、津波、火災、そして福島原子力発電所の大事故で、たいへん悲惨な状況となった。
死者1万5890名、行方不明2589名(警察庁/15年3月発表)、いまだに避難生活は続いており、その影響は計り知れない。人々の生命や生活だけでなく、暮らしを支えるエネルギー、家族、地域、政治、経済、生産、消費、精神生活や文化など、あらゆることが問われることとなった。子どもたちへの影響も大きかった。不登校と大震災との関係をこの歴史欄でも見ておきたい。
私はこの時間を東京シューレ葛飾中学校の3階体育館で体感した。
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