今回は東京シューレの子どもたちと2度にわたって被災地支援に出かけたときのことを述べたい。

 子どもたちと向かった被災地支援の1度目は9月3~4日に宮城県岩沼市で開催された「みやぎ手をつなぐ夏祭り」(主催・宮城県手をつなぐ育成会/日本発達障害福祉連盟)への参加だった。夏祭りへの参加は東京シューレの打楽器講座講師で、プロドラマーの梶原徹也さんからの声かけで始まったものだ。

 岩沼市は津波により家を失った人はもちろん、死者・行方不明者が100人も出た地域である。会場の岩沼市民会館も昨年6月末までは避難所だったそうだ。いまも市民会館の周囲には仮設住宅が建ち並んでいる。現地入りの初日、まずは津波被害の激しかった仙台市荒浜へ行き、みなで手を合わせた。荒浜付近では津波で壊れた家、畑に横たわる漁船がいまだ点在している。被害を目の当たりにした子どもたちは終始無言で、さまざまな感情が湧き上がっていたと思う。

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