「ま、いっかと力をぬいて 幸せなママになるレッスン」北村年子著
不登校の子どもを持つお母さんと接するたび、いつも気づくことがあります。お母さんの「眉間のしわ」です。先日も都内で、弊社が協力団体として関わった講演会がありました。そこでも、険しい表情を浮かべたお母さんに何人も会いました。
その際、講師を務めたのが、ノンフィクション作家の北村年子さん。今回ご紹介する本の著者です。以前は、ご自身、不登校の子を持つ親として、本紙にコラムを連載していただいたこともあります。
終了後、会場を後にするお母さんの顔を見ると、目のまわりを赤くし、鼻をすすっている方がいました。なかには「来たときよりも気持ちが楽になりました」と声をかけてくれる方も。私が初めて北村さんの講演を聞いたときには「何か魔法でも使ったんじゃないか」と驚いたのをおぼえています。
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