不登校新聞

414号 2015/7/15

数百を超す「不登校取材」のなかでも、とくに切なくなった取材の話

2015年07月14日 12:34 by shiko



 「あんた、それ以上、ダメになってどうすんの」
 
 不登校気味だったある子が親にそう言われたそうだ。数百を超える取材のなかでもっとも思い出したくない取材だ。いまでも胸をかきむしられるような気持になる。
 
 その取材は、やや特殊な取材だった。ある通信制高校がスポンサーとなった「広告記事」を作成するための取材。つまり記事を書いて載せるだけで、数万円程度のお金がもらえる。自慢して言うことではないが本紙もお金はない。ふって湧いたような広告記事の話を私は「やるべきだ」と思った。いつもと同じ取材をすればいい、と。
 
 先方と打ち合わせをし、現場に向かい、取材相手の女子高生と向き合った。
 
 「不登校当時、どんな状況でした?」
 
 いきなり聞いてしまったからか、彼女はやや委縮しながら、トツトツとしゃべり始めた。
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