不登校新聞

326号(2011.11.15)

わが家の場合「娘の言葉の重み」

2013年08月01日 14:59 by kito-shin


"自分が誰だかわからない”


 つらい つらい
 くるしい くるしい
 目の前がまっくらで
 目の前が雨のうずまきで
 くるしい くるしいと
 叫んでいる

 私には10歳の娘と3歳の息子がいる。詩は1年前、娘が不登校になったころに書いたもの。4年生の10月「このまま学校に行き続けたらあやつり人形になってしまう」と娘は言った。「毎日学校に行き続けると手がちぢみ、足がちぢみ、ご飯はいっさい食べれないし飲めない。ロボットだから」と。実際、娘は食事をほとんど食べず、手足が痛く、体を小さくちぢめて寝た。「不登校をするには1000リットルのガソリンが必要」と言った。「自分が誰だかわからない」と言ったときもあった。そのころは親子でやっとの思いで一日をすごしていたように思う。近所は、娘と同年齢が多く、よくいっしょに遊んだ。娘が小学校に入学してすぐ仲のよかった小5の女の子の娘に対するいじめが突然はじまった。ほかの子たちは、一番年上の彼女の言いなりだった。いじめの原因はわからず数カ月で収まったが娘にはつらい出来事だった。1年生時の担任はクラス全員が給食を完食することを求め、グループごとにシールを貼らせた。娘は魚や肉が苦手だった。同じグループの子から「今度はちゃんと食べてよね」と言われることもあった。2年生時の担任は「給食を残す人はこのクラスの子じゃありません」と言った。残している子はみなが見ているなかで先生に給食を口に入れられた。娘は昼休み電気の消えた教室で一人、給食を食べた。ほとんど毎日だった。3年生の担任はやさしかったが、クラスはざわついていた。この当時、娘はうるさくて勉強に集中できない。「体が熱くてイライラする」と話していた。このころ、クラスの数人の女子からいじめを受けていたことを話してくれたのは、最近になってからだった。
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