不登校新聞

214号 2007/3/15

不登校当事者手記 先生についていかなければ生き残れない

2015年09月24日 16:34 by kito-shin


 今回は福岡県に住む19歳の不登校当事者(フリースクール「コスモスの会」所属)に執筆いただいた。

 いまの私があるのは、もしかしたら不登校のおかげなのかもしれません。
 
 いまでこそ、そう思えるようになりましたが、私にとって不登校というのは、暗く長いトンネルのようでした。
 
 そのきっかけは9年前、小学4年生になったばかりの私と、新担任であるひとりの先生との出会いから始まります。
 
 典型的な熱血先生だったその人は若いということもあって、みんなの「お兄さん」的存在としてあっというまにクラスをまとめ上げていきました。
 
 当初、私はクラスの中心人物として、その先生を強く慕うグループの一員でした。授業が終わるとすぐに教卓前に集まって話をしたり、昼休みにはかならず先生と外に出て遊んだりするなど、何をするにも先生といっしょでした。端から見れば、先生と児童のとても仲のよい、すばらしいクラスに映っていたと思います。
 
 思えばあのとき、「この先生についていかなければ、このクラスのなかで生き残れない」と、子どもながらに考えていたのかもしれない。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校経験者4名が綴る。「私はこの言葉に救われ、支えられた」

538号 2020/9/15

過干渉な母との20年、解放のきっかけは夫の一言

538号 2020/9/15

学校の代わりになる場所を4年間、探し続けた末に私が求めたこと

537号 2020/9/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

538号 2020/9/15

戦後から現代へ、歌い手として生き抜いてきた加藤さんにお話をうかがった。

537号 2020/9/1

「ドアの向こうで息子が死んでいたらどうしよう」と不安に思う日もあったという...

536号 2020/8/15

「勉強の遅れ」を心配する声がたくさんの保護者から聞くようになりました。いま...