不登校新聞

213号 2007/3/1

ひといき 山下耕平・多田耕史

2015年10月21日 12:04 by kito-shin
2015年10月21日 12:04 by kito-shin


 水辺というのは不思議と落ち着く。きれいな海や、山あいの渓流だったら申し分ないが、公園の池なんかでも、不思議と落ち着く。自分のなかにうっ積したケチくさいゴチャゴチャや、体に凝りかたまっていた緊張感が、すうっと溶けていくような感じがするのだ。浄化という言葉は、こういうことを言うのだろうな、と思ったりする。
 
 子どもも、水辺に行くと、葉っぱや小枝を投げ込んだりしているだけなのに、飽かず遊んでいる。時間を「何か」で埋めなくても、空に雲が流れるように、さらさらと流れていってくれる。それがきっと、心地いいのだ。
 
 仕事や人間関係に煮詰まったら、水辺に行くと、いいかもしれない。  (大阪通信局・山下耕平)

 ネコを飼いたい。渡辺位先生じゃないけれど、自分はネコがたいへん好きである。
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