不登校新聞

212号 2007/2/15

不登校にさせて申し訳ない?

2017年04月20日 15:18 by kito-shin


 不登校になった子どものつらさがわかるようになった親のなかには「もっと早く子どものつらさに気づいていたら、子どもを不登校にさせないですんだのに。不登校にして申し訳ない」と言う親がいます。子どもに優しい親は、子どもを苦しめたという意味で、子どもを不登校にしたことを後悔しています。
 
 親は子どもの将来を考えて子どもに関わっていきます。多くの親が親なりの愛情を注いで、子どもを育てています。子どもも親の愛情を感じて、その子どもなりに成長しています。その子どもなりに社会に出て行きます。その子どもの属する社会の一つが学校です。
 
 元来、学校は子どもの要求に応えて、子どもの能力を伸ばす所でした。ところが時代の経過とともに、子どもたちは学校の要求に従わなければならなくなっています。それでもまだ、その子どもなりに過ごせる場所と時間があったうちは、そこでその子どもらしさを取り戻せて、学校で元気に生活できました。
 
 現在の子どもは四六時中、管理されています。子どもがその子どもらしく過ごせて、息を抜けるところがありません。その子どもらしさを発揮できるところがありません。子どもらしさが発揮できる場所や時間を大人がつくっても、やはり管理されています。子どももよい子を演じて、一見、子どもらしくふる舞いますが、心のなかではつらさが続いています。子どもはとてもストレスに弱い状態になっています。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「すべてがストップしてしまう」息子が不登校になって心配だったこと

539号 2020/10/1

心療内科では何も変わらず、不登校の親の会で心がほぐれた

538号 2020/9/15

「これからどうする」と聞かれても親だって困る【祖父母と孫の不登校】

537号 2020/9/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

540号 2020/10/15

トレーラーハウスを活用した新しいフリースクールが誕生。スタッフの小関翼さん...

539号 2020/10/1

俳優として活躍する佐藤二朗さん。かつては「暗黒の20代」をすごしていたとい...

538号 2020/9/15

戦後から現代へ、歌い手として生き抜いてきた加藤さんにお話をうかがった。