「君が代」斉唱時に起立・斉唱、ピアノ伴奏をしなかったとして東京都教育委員会から処分を受けた都立学校の教職員171名の原告団が処分取り消しと損害賠償を求めて、2月9日に東京地裁へ提訴することがわかった。「日の丸・君が代」にかかわる処分取り消し訴訟としては過去最大規模。
都教委は2003年10月23日、都立学校の各校長に「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施指針(通達)」を通達。通達は、入学・卒業式において、教職員は国旗に向かって起立をし、ピアノ伴奏によって国歌を斉唱することなど、具体的な実施指針を示した。また、通達に基づく「校長の職務命令に従わない場合は、服務上の責任を問われることを教職員に周知する」ことも求めていた。これを受け2004年以降、延べ345名が不起立などで処分された。
読者コメント