不登校新聞

211号 2007/2/1

手紙も検問、家族の安否は グアンタナモ問題

2015年11月04日 17:09 by kito-shin
2015年11月04日 17:09 by kito-shin

シャフィク・ラスル氏(25歳)


 グアンタナモ基地に到着して48時間後、イギリス政府関係者が来ました。状況が何か変わるのかと期待していたのですが、「おまえが言っていることはすべて嘘だ。イギリスにあるテロ組織のメンバーである」と言われ、私の言うことは何も信じてもらえませんでした。そのとき私たちは一生グアンタナモで過ごさねばならないのではないかと思いました。
 
 尋問では、いつも同じことを聞かれます。「おまえはアルカイダのメンバーだろう」と。また、彼らは私たちの家族に対しても脅しをかけてきました。私たちは外の世界といっさい接触がありませんから、「私たちはおまえの両親を逮捕することだってできる」と言われると、確かめるすべがないので、非常に怖かったのをおぼえています。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

625号 2024/5/1

編集後記

625号 2024/5/1

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…