ローヘル・アフマド氏(29歳)
そもそもの発端は、01年10月に友人の結婚式に参加するため、友人3人でパキスタンに向かったことから始まりました。パキスタンに到着したものの、結婚式まで2週間ほど時間があったので、軽い気持ちで隣国の状況を確かめようとアフガニスタンに入国したのです。しかしそこで、アメリカ軍のアフガニスタン侵攻に巻き込まれてしまい、われわれはパキスタンに戻ることができなくなってしまったんです。
なんとかパキスタンに戻ろうと右往左往しているとき、首都「カブール」よりさらに北の「クンドゥズ」という場所に2週間滞在することになりました。その後、タリバンは北部同盟に対し全面降伏したわけですが、その混乱のなかでタリバンのメンバーと一緒に拘束されたという経緯もあって、われわれはタリバンの一味と見なされてしまったのです。
読者コメント