不登校新聞

210号 2007/1/15

かがり火 奥地圭子

2015年11月10日 12:22 by kito-shin
2015年11月10日 12:22 by kito-shin



 ときに自分の原点をふり返るというのは意味深いことだ。私事で恐縮だが、私の人生の原点は、わが子の登校拒否。しかし、もう一つある。そもそも子どもと関わる仕事をしたいと心熱く思ったのは、中学生のころ「二十四の瞳」の本と映画に出会ったことだった。そして私は教師になった。

 あれは何に魅かれてのことだったか。一度訪ねたいと思いつつ、瀬戸内海育ちの私は、そのままにしていた小豆島にこの正月休み足を向けた。昔なつかしい島の家々のたたずまい、岬の分教場、作者・壺井栄の生きた町。
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