記事タイトル一覧

【公開】静かな革命 奥地圭子

記事テーマ:識者の指摘

白衣を着た渡辺位さんと初めてお会いしたのは、1980年12月、千葉県市川市にある国立国府台病院の一室だった。 その日、私は、登校拒否となり拒食症でやせ細ったわが子といっしょだった。私はソファの…

none 匿名

人生の道標、北極星 石川憲彦

記事テーマ:識者の指摘

「生き物としての子どもが、生き物としての原則に沿って育つという、子ども自身の自然が歪められ壊されていっている」。 渡辺さんが84年に著された、『児童精神科』の一節です。日本の子どもたちが――そ…

none 匿名

あるがままとは 森英俊

記事テーマ:識者の指摘

渡辺位さんの訃報に接し、謹んで哀悼の意を表し、渡辺さんから教えていただいたいくつかの思い出を書いておきたいと思います。渡辺位さんの名前を知ったのは、鳥取タンポポの会(不登校の子と親の会)が発足した1…

none 匿名

強烈な問い 胡麻崎ゆう子

記事テーマ:識者の指摘

私が渡辺位さんに出会ったのは1989年8月、登校拒否を考える全国合宿に初めて参加したときでした。あの年は宮崎勤青年の事件があり、参加されている親たちは自分の子どもと重ねて考えて不安に思っているようでした。そのとき、渡辺さんが講演の冒頭で「なぜでしょうね。あの青年は学校に行ってたんでしょ。学校に行っている子どもさんの親がうちの子は学校に行っていて大丈夫かと心配せずに、なぜ学校を休んでいる子の親が心配しなくてはいけないんですか」と言われて、会場の空気がふっとなごみました。また、あるお母さんの「どう…

none 匿名

いわし雲その一時を 小和田由紀子

記事テーマ:識者の指摘

26年前、「長いあいだ、つらかったね」とわが子に声をかけてくださったのが、まだ名前も知らなかった渡辺先生とのまったく幸運な最初の出会いでした。その当時(今も?)の社会は「登校拒否は本人や家庭の病理」といった考えばかりで、「学校に行けないほうがまとも」とおっしゃる先生の言葉は、ありがたかったものの、あまりにも現実離れした過激なものにしか思えませんでした。それでもこの人だけは、子どもの味方になってくれそうな人だと強く感じられたのです。 当時、不登校は、その子の"生命の営み”であり"生き方”だ…

none 匿名

渡辺位さんに聞く ’98

記事テーマ:識者の指摘

今号は、不登校新聞社が渡辺位さんにはじめてインタビューした記事を掲載する。掲載当時は、1998年8月15日号と9月1日号だった。 ――児童精神科医になった理由から教えてください。学生のとき、…

none 匿名

不登校あるある(下)

記事テーマ:当事者の声

今回は267号にて取りあげた子ども・若者編集部企画「不登校度チェック」の結果を掲載する。本企画については『Fonte』の読者やフリースクールに通う子どもたちなど、あわせて145人から回答が寄せられた…

none 匿名

第5回 世界はまた一つ平和へ

記事テーマ:連載

連載「安心ひきこもりLIFE」 6カ月以上、働かない息子をめぐって親子がいがみ合う状態を「社会的ひきこもり」と呼びます。逆に言えば、このいがみ合いから距離をとることができれば、われわれが目指すひき…

none 匿名

最終回 お母ちゃんの代わりはいない

記事テーマ:連載

連載「親子って何だろ?」 「親・子ってなんだろ?」の連載も今回で最終回。今回は前号に引き続き、岩崎美枝子さんのお話。日本における育児文化や母子関係についてうかがった。 ――みなさんは、どんな子…

none 匿名

今日のひとこま

記事テーマ:ニュース

フリースクール生による全国初の本格的チャリティCD「OUR REDEMPTIONSONGS」の制作が進んでいます。「人権」のメッセージを発信し、たがいを思い許しあうことのできる温かな社会を目指して、…

none 匿名

第269回 通院・投薬の状況はどうか

記事テーマ:連載

連載「不登校の歴史」 不登校をし、医療機関にかかったことのある人の調査を紹介している。今回は通院経験について質問した回答結果を紹介する。通院経験者はさすがに多く、子どもからの回答では88%、親から…

none 匿名

かがり火 多田元

記事テーマ:連載

人生で出会える数少ない知己。渡辺位さんは、片想いだが、筆者にとって己を知る心の眼を開いてくれた人だ。 小学校での陰湿ないじめに傷つき、中学校で不登校をした息子を受けとめることができないで、暗闇…

none 匿名

ひといき 多田耕史

記事テーマ:ひといき

数日前からお腹のあたりから背中にかけてデキモノができてしまい、最初はかゆくて何かの虫だろうと思っていたのだが、しだいにかゆみが痛みに変わり、がまんできない状態に。病院へ行った。ヘルペス、いわゆる帯状…

none 匿名

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…