不登校、わたしの場合
記事テーマ:当事者の声
鼻持ちならない子どもだった。本を読んでいたし、分からないと思うことは少なかった。とても優しい祖母もいた。まわりに依存し、優越感が少しずつ溜まっていったのだろう。学校での集団生活をしていれば、挫折もある。生徒にやらせる些細な作業。 「今から渡す台紙に、自分の名前の紙を探して貼ってくださーい」。ボーっとしていた僕は、クラスのほかの子の名前の紙を自分の台紙に貼っていた。気付いたときに、自分の脳裏に浮かぶ言葉。"どっちの道へ、行きますか?”A「まちがえたことを先生に言い、取り替えてもらう」。そん…