記事タイトル一覧

【大津自殺】学校が死んでいる?

記事テーマ:親の思い

私は小学校教員をしていました。実際に当該学校やご遺族の方のお話をお聞きしないと本当のところは分かりませんが、私の率直な感想は、「ふつうは、ありえない!」です。なぜなら、いままで、いじめの訴えがあったりその兆候を見聞きしたとき、かならず担任として、すぐに事実確認をしてきたからです。たとえば親からの連絡があれば、その件に関して該当の子ども(いじめた側、いじめられた側双方)から事実を聞き取ります。時間がかかろうともかならずその日にやります。そのうえでいじめの事実が分かれば、謝罪やいじめた側への指導を…

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【大津自殺】またも自殺、悔しい

記事テーマ:当事者の声

滋賀県大津市の中学いじめ自殺、率直に悔しい気持ちです。いままでもいじめ自殺はたくさんあって、そのつど、大きく報道され社会問題になってきたのに、いまだにいじめ自殺をゼロにできない現状に悔しさを感じます。 いいかげん『いじめは犯罪なんだ』という認識を、世間の一般常識として定着させることが必要だと切実に感じます。滋賀のケースにかぎらず、いじめ被害の大半は犯罪性を含んでいます。殴る蹴るは暴行、怪我をさせれば傷害、集団リンチは殺人未遂、被害者の物を盗むのは窃盗、私物になにかをするのは器物損壊、カツアゲ…

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時評「選択ストーリーにさよならを」

記事テーマ:識者の指摘

◎(仮称)オルタナティブ教育法案と不登校学校が一枚岩で画一的だから、いつまでも不登校が苦しい問題としてある。だから選択できる学校制度にすれば問題は解決する。既存の学校に行かなくても、フリースクールや…

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2代目子ども若者編集長は石崎さん

記事テーマ:当事者の声

この度、8月~9月の子ども若者編集部長を務める石崎です。子ども若者編集部長なのに、もはや来年には三十路のおっさんなんですけどね。私は3年前まで重度の抑うつ神経症で約3年ひきこもり状態でした。『Fon…

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精神保健福祉法、改正へ

記事テーマ:ニュース

◎保護者の同意なく、医療保護入院が可能に厚生労働省に設置された「新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム」(座長/町野朔・上智大教授)は6月28日、保護者の同意なく精神科病院への入院が可能…

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不登校の歴史 第343回

記事テーマ:連載

◎いじめ自殺と学校大津のいじめ自殺報道が毎日続いている。日本の社会は何度くり返しても、このような悲劇を止められないのだろうか。そんなことはない。子どもにとって「学校とはなにか」がまっとうに伝えられて…

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声「存続危機に思う」

記事テーマ:親の思い

私は、元不登校の二人の子の親として、貴重な情報と連帯を発信する『Fonte』を読み続けてきた。先の休刊の危機を告げる紙面のなかに「力及ばず……」といった類の言葉があったが、現状はそういうことではない…

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【大津自殺】死にたいと思うキミへ

記事テーマ:当事者の声

はじめまして。田場と言います。人間に生まれて24年経ちますが、いまだに生きることに慣れません。それなのに死ぬことが怖くてたまらないので、しかたなく生きています。不登校になったとき、私を崖っぷちから突…

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居場所を見つける旅 第4回

記事テーマ:連載

◎実家はバリアフリーで安心できる、心憎い場所居場所のなかでも、コストパフォーマンスに関して実家より優れたところなどありません。家賃ゼロ、光熱費ゼロ、心通う家族ゼロ。冷蔵庫にはつねに食べ物がたくさん入…

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かがり火

記事テーマ:連載

最近、ふと私の中学時代のある場面を思い出した。1年生の中間テストが終わった翌週月曜の朝の朝礼だったと記憶している。校長が例によって整列した全校生に訓話し、明日から中間テストが始まるというときに、放課…

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ひといき

記事テーマ:ひといき

いじめが自殺に追い込まれるほどエスカレートし、それでも学校や教育委員会が事実を認めようとせず、裁判沙汰になり、マスコミが大騒ぎする。どれほど、こういう光景を見てきたことだろう。私は1986年にいじめ…

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【大津自殺】いじめは人間不信を呼ぶ

記事テーマ:親の思い

以前、『Fonte』でも取り上げていたように、もうすぐ29歳になる息子もいじめの被害者です。「でした」とはいまだ書けません。傷が残っているからです。いじめの最大の問題点は「被害者を人間不信にすること」だと思います。人は人を信じることなしには、まず生きてはいけません。私たちは無意識に人を信じることで生きています。でなければ、道を歩くことも、電車に乗ることも、食べることもできないでしょう。そういう状態にまで人を追い込むのが「いじめ」です。「加害者もなんらかの被害者である」ことは私も知っています。し…

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【大津自殺】 いじめ事件の10年史

記事テーマ:ニュース

2002年・自殺予見性は認めず、知覧いじめ裁判/鹿児島・中3飛び降り自殺、アトピー症をかわれ/東京 2003年・中2の女子生徒が自殺、いじめが原因か/岩手・伊藤準くんいじめ自殺、4年7ヵ月で和解/新潟 2004年・いじめで不登校、学校に支払い命令/名古屋・山形マット死事件控訴審、高裁が元生徒7人に賠償命令/山形・いじめ苦に自殺、ノートに「死んでやる」/福岡 2005年・中2男子が自宅でいじめ苦に自殺/広島・高1男子、自宅で首つり。いじめ原因か/長野・小6女児、いじめ苦に自殺図る/北海道 …

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雇用拡大に向けて雇用促進法改正へ

記事テーマ:ニュース

近年、精神疾患により医療機関にかかわる患者数は増加傾向にあり、08年の患者調査によれば323万にのぼっている。もっとも増えているのは「うつ病」で約104万人。「統合失調症」(約80万)、「不安障害」(約59万人)と続く。 一方で、精神病床の平均在院日数はこの20年間で半年短くなっている。また、在院年数を見ても、10年以上入院している患者は88年の9万7000人から、08年には7万3000人に減少している。

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満足度調査、実施中

記事テーマ:編集部より

『Fonte』では現在、メーリングリスト(以下、ML)参加者を対象に、『Fonte』満足度調査アンケート実施中です。アンケートでは記事の満足度と合わせて、「こんな記事が読みたい」などの声を広くお聞かせ願えればと思います。 MLでは現在、230名を超す方々にご登録いただいています。不登校、ひきこもりの当事者、親の方、フリースクールなどの支援者など、参加者も多彩です。 MLの特徴は「購読者限定」であるということです。ツイッターや一般的なSNSなどの場合、自分の発言がどこの誰に見られているかわか…

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講演会「自由で豊かに生きるために」

記事テーマ:集会情報

講演会「自由で豊かに生きるために」 8月26日(日)、東京にて講演会「才能を発揮して、自由で豊かな人生を実現する法~幸せに『生きる力』をよびさます教育とは?」が開催される。主催団体である「生きる力実行委員会」は、フリースクール、デモクラティックスクール、シュタイナー学校など、オルタナティブ教育に関わる関係者が集まり、組織された。 講師を務めるのは、天外伺朗さんと本田健さん。天外伺朗さんはソニーでAIBOの開発などの事業に携わるなか、学歴重視の教育に疑問を感じ、現在は人間性に基づいた多様な教…

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集会「デモクラティックスクールとは」

記事テーマ:集会情報

9月16日、兵庫県にあるデモクラティックスクール「まっくろくろすけ」が講座「デモクラティックスクールってなあに?」を開催する。デモクラティックスクールは、アメリカ・ボストンにある「サドベリー・バレー・スクール」の理念に共感し、それに基づいて運営している学校のこと。おもな教育理念は、「自分の好きなことを学ぶ」「カリキュラム&テストなし」「子どもの尊重」「ミーティングで話し合って決める」「年齢ミックス」などがある。「まっくろくろすけ」が設立されたのは1997年。「サドベリーバレースクールのような場…

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シンポジウム「福島の子どもに寄り添う」

記事テーマ:集会情報

東日本大震災から1年5カ月にあたる8月11日、教育復興支援シンポジウム「いま、ふくしまの子どもとともに歩む学校・家庭・地域がすべきこと」が福島大学にて開催される。 震災後、福島に住む子どもたちの安全、教育、遊びをめぐっては官民それぞれが多様な取り組みを続けている。本シンポジウムは、県内外で避難生活を続ける子どもたちにどう寄り添うのか、現状の共有と課題解明が目的。 当日は、大熊町教育長・武内敏英さんの基調講演のほか、浪江町の高校生と教師、スクールソーシャルワーカー・土屋佳子さんなどが登壇予定…

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