不登校新聞

625号 2024/5/1

「書評」に関連する記事

書評『「ニート」って言うな!』

玄田有史『ニート』から三浦展『下流社会』まで、世間に流布する「ニート」・「フリーター」論、ひいては若者論に対する批判本である。3部構成で、著者たちがそれぞれのパートを担当している…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 208号 2006/12/15

書評『欲ばり過ぎる日本の教育』

教育社会学者の刈谷剛彦さんと、高校の教壇にも立つ異色のジャーナリスト増田ユリヤさんの対談を中心にまとめられた本である。東京の教育の問題点を切り口に、今の日本の教育の問題点が次々に…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 208号 2006/12/15

書評 “孤立を生む街づくりに問題提起“

著者は長年、公園緑地の建設に関わってきた研究者である。その公園緑地が、犯罪空間となった宮崎事件を契機に、その後、環境造園学という観点から、酒鬼薔薇事件、京都日野小事件、新潟少女監…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 212号 2007/2/15

書籍紹介『引きこもり狩り』

『引きこもり狩り』というタイトルはやや衝撃的ではあるが、サブタイトルにあるように「アイ・メンタルスクール寮生死亡事件/長田塾裁判」という現実に起きた事件をていねいに検証しながら考…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 214号 2007/3/15

明石不登校から考える会 10周年の活動を一冊に

兵庫県明石市で1998年から活動する「明石不登校から考える会」。足かけ10年の活動をもとにして、このたび一冊の本を出版しました。簡単な記録誌を考えてスタートした企画でしたが、だん…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 214号 2007/3/15

書評『永山則夫 聞こえなかった言葉』

『永山則夫 聞こえなかった言葉』 著・薬師寺幸二 日本評論社 まんが『家裁の人』の原作者、毛利甚八氏が"命がけで書いてある。必読書中の必読書”と激賞していると聞いて、書店に急…

  いいね!   none 匿名 from 221号2007.7.1

書評「子どもに聞くいじめ」

『子どもに聞くいじめ』編著・奥地圭子/刊・シューレ出版 学校基本調査では、今年から新しく不登校のきっかけ、継続理由に「いじめ」が加えられた。調査結果は、いじめをきっかけとする不…

  いいね!   none 匿名 from 224号2007.8.15

書評「貧困襲来」

『貧困襲来』著者・湯浅誠 発行・山吹書店 格差が問題だというとき、私は「じゃあ勝ち組は幸せなんだろうか?」という素朴な疑問をずっと持っていた。べつにヒルズに住みたくないし、うら…

  いいね!   none 匿名 from 227号(2007.10.1)

書評「夜のピクニック」

『夜のピクニック』著者・恩田陸 発行・新潮社 いまの私の年令から言っても、好きな作家の小説とはいえ、腰巻に「青春小説」と大々的に書いてある本なんて、読むことなかったと思う。 …

  いいね!   none 匿名 from 228号2007.10.15

書評「自殺するなら、引きこもれ」

「不登校運動は勢いがない」という話を聞くことがある。そうした話は、親の会や子どもの居場所に集まる人の数が減った(またはFonteの読者が創刊時より減ったという)実感から発せられる…

  いいね!   none 匿名 from 236号(2008.2.15)

書評「トリップ」

著者・角田光代 発行・光文社文庫 不思議な物語だった。東京近郊の街に住むフツーの人々が登場する10の短編集。 1つ目は「空の底」という、同級生と駆け落ちの約束をしたけれど、相…

  いいね!   none 匿名 from 238号2008.3.15

書評「日本の思想」

私が学校に行けなかった1980年ごろ、この本を読みました。学校というものが持つ絶対的な重さを、和らげる言葉が必要だったからです。 それから20数年を経たいま、もう一度この機会に…

  いいね!   none 匿名 from 240号 2008.4.15

萩尾望都さん記念講演

08年4月29日、本紙創刊10周年記念集会「不登校の森から生まれたもの」を開催した。基調講演は漫画家・萩尾望都さん。萩尾さんは、自分が読んだ本を紹介しながら、「成長と冒険」をテー…

  いいね!   none 匿名 from 242号(2008.5.15)

書評「オタクはすでに死んでいる」

日本文化の隆盛が生んだオタク。アニメ、マンガ、鉄道、旅行、グルメ、ファッションなどなど、その層は広い。オタク研究の第一人者が岡田斗司夫氏。氏の近著が『オタクはすでに死んでいる』(…

  いいね!   none 匿名 from 243号(2008.6.1)

2008年書評特集

『フリーター論争2.0』 編著・有限責任事業組合フリーターズフリー 本書は『生きさせろ! 難民化する若者たち』の雨宮処凛さん、『若者はなぜ3年で辞めるのか?』の城繁幸さんなどを…

  いいね!   none 匿名 from 247号(2008.8.1)

ひきこもり経験者が聞く~10人の専門家インタビュー集

ひきこもりの本といえば、経験者による自伝か、専門家による解説書か、関係者による支援論と、相場はたいてい決まっています。その逆をついたのが本書です。ひきこもり経験を持つ著者の杉本賢…

  いいね!   koguma koguma from 450号 2017/1/15

不登校家庭、10年間の実践例が1冊に

不登校の子を持つ親の気持ちを一番理解してくれるのは、やっぱり不登校の子を持つ親だと思います。子どもが学校に行き渋り始めたときの漠然とした不安感。困っているから相談したのに「育て方…

  いいね!   koguma koguma from 441号 2016/9/1

”不登校の苦しみはどこからくるの” 書籍紹介

2016年は国が不登校調査を始めて50年目という節目にあたります。本紙でも「不登校50年証言プロジェクト」という取り組みをスタートしました。その際に「これを読んでおくとちょっと助…

  いいね!   koguma koguma from 439号 2016/8/1

不登校の子を持つ親の必読書~精神科医が解く100の不登校Q&A

何とかして学校に戻したほうがいい。家から連れ出して就労させよう。これが不登校・ひきこもりの子どもたちに対する世間一般のまなざしであり、行政などの支援も、学校復帰と就労が主軸です。…

  いいね!   koguma koguma from 438号 2016/7/15

子どもの話を遮ってはいけないワケ 書籍紹介

不登校した子どもたちはどんな気持ちだったのか。その後にどんな人生を歩んでいるのか。そんな不登校とその後を追った1冊です。サラリーマン、二級建築士、学生など、8人の不登校経験者が登…

  いいね!   koguma koguma from 435号 2016/6/1

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タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

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「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…