不登校新聞

624号 2024/4/15

「小説」に関連する記事

私たちは自分の欲求や感覚にしたがっていない説【仮説なんですが】

小倉哲さん連載「仮説なんですが…」vol.37最近、ネットで買い物をする機会が増えました。ポチポチと買い物をしていると、たくさんの広告が出てきます。そして気づいたら広告に誘われる…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 540号 2020/10/15

論説「空気を読むな、のんびりいこう」

「空気を読む」とか「KY」とか、イヤな言葉が流行っている。若々しい心身を持つ人たちがこの臆病な言葉にとり込まれるとはどうしたことだ!と七十老人のわたしは、すっかり腹を立てている。…

  いいね!   none 匿名 from 237号(2008.3.1)

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 最終回

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 私の家においでよとは、どういう意味だろうか。返事に困っていると女は学校がある方を指さして、ここからすぐの所だから、と言った。そもそも…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 432号 2016/4/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.10

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 女は赤い地面を靴の底で擦っている。まだ新しい、赤いスニーカー。擦っても落ちませんよそれ、と言っても、女は擦ることをやめない。僕も紺の…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 431号 2016/4/1

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.9

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) もう何分間、僕の手は食パンを持っているのだろう。昨日から、何も食べていない。何か胃に入れなければと思えば思う程、食べたくなくなる。せ…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 430号 2016/3/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.8

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 人を殺してしまった。あのマンションの前は、何度も通りすぎたことがある。10階以上はあるのかと思っていたけれど、実際は8階までしかない…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 429号 2016/3/1

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.7

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) もうじき、午前が終わる。いつもより若干早いけれど、ぐちゃぐちゃになっている布団を少しだけ直して眠る仕度をしていると、家のインターホン…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 428号 2016/2/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.6

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 原田さんを見つけ、とっさに反転した。このまま来た道を引き返していけば、電話をしていたあの女がまた現れるだろう。さっきの無礼を、きっと…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 427号 2016/2/1

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.5

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 食パンが、ジャムもマーガリンも何も付けられていない状態で売られていることは正しいと思った。誰もが美味しいトーストを食べたいと望んでい…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 426号 2016/1/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.4

連載「少年と午前二時」(全話無料) また外から声が聞こえ始めた。言葉まで、はっきりとは聞きとれない。聞こえるのは声だけだ。なぜ彼らは会話をするのだろう。会話をしながらでなければ…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 425号 2016/1/1

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.3

連載「少年と午前二時」(全話無料) 一度だけ、誰かが夜中にシャワーを浴びている音を聞いたことがある。ちょうど今くらいの時間、3時半ごろだった。布団の中、ふと目が覚めると、わずか…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 424号 2015/12/15

論説「“いじめ自殺”をなくせ!」

いわゆる「いじめ自殺」が後を絶たない。今年も夏休み前後から全国で相次いで起こっている。国立教育研究所が行なった「いじめ追跡調査2004~2006」でも8割以上の小中学生が、いじめ…

  いいね!   none 匿名 from 277号(2009.11.1)

【公開】論説「いじめ自殺と責任の議論」

◎桐生市小6女児 いじめ自殺と責任の議論 群馬県桐生市で小学校6年生の少女が自宅で首を吊って亡くなった。10月23日のことである。 そして、この事件でも「いじめと自殺」の…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 304号(2010.12.15)

論説「絆、絆と言うけれど」小沢牧子

夕暮れの時間が好きだ。晩秋のそれはことさらに。西の空に茜色が残り、一番星が光る直前のひととき。木々や屋根のシルエットがくっきり浮かぶ。どこにいても、このときにはしばらく空を眺める…

  いいね!   shiko shiko from 352号(2012.12.15)

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就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

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「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…

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「この歪んだ社会では『逃げること』以外に貫ける正義はないよ」。『みんなうんち』…