不登校新聞 読者コミュニティ

niko88
niko88

一般公開 私は中学校の養護教諭をしています。私の職場では、「教育機会確保法」について知っている教員はほぼいません。テレビも新聞も、見る暇がないからです。もっと、市町村まで具体的に周知して欲しいと思います。
 また、私は、公立学校の現場の教員の考えならよくわかるので、それを踏まえて思うのですが、フリースクールやホームエデュケーションを法的に認めるのは、今の日本では大変難しいと思います。なぜなら、学校という場所は、単に教科書に書いてあることを学ぶだけではなく、「社会性」を学ぶ場所である、という考えの教員が大変多いからです。社会性というのは、集団生活におけるルールを守る大切さであったり、友達関係をうまく作ることであったり、といったことです。
 ホームエデュケーションだと、授業でよくある話し合いやグループワークといった活動も難しいと思います(テレビ電話等を使えば、対応策はあるのかもしれませんが)。
 フリースクールについても、公立中学の教員は、「子どもに自由にさせている
(←わがままを認めている)」という解釈をしている人が大変多いです。なぜなら、教員は、自分の気持ちを抑えて、集団に合わせて(迷惑かけずに)行動することを教えることが大切だという考えをもっている人が大変多いからです。
 ちなみに、教員自身も、自分の気持ちを抑えて働いていますが・・・。熱が出てるのに出勤したり、家族との時間をつぶして部活指導(ボランティア)したり、といったことは日常茶飯事なので。
 職員室で、不登校気味の子供にたいして、先生はよく、こう言います。「そんな(わがままな)ことじゃ、大人になって、やっていけないよね!」と。まさに、自分たちが、そんな風に働いているので。
 子どもたちに教えるべきことは何なのか、それをはっきりするべきだと思います。

返信コメント(0)