不登校新聞

626号 2024/5/15

「気持ちがしんどいとき、どうすればよい?」不登校の子を持つ先輩パパママの実践から学ぶ親がつらいときの乗り切り方

2024年05月08日 16:05 by kito-shin
2024年05月08日 16:05 by kito-shin

 親だってつらいときがある――。不登校の子どもを持つ親にとって、「そんなことを考えてはダメ」と思いながらも、つい吐き出してしまいたくなる瞬間があるのではないでしょうか。では、不登校の子の親の気持ちがしんどくなったとき、先輩パパママはどのように乗り切ってきたのでしょうか?不登校取材歴約20年の記者がこれまでの取材から得た方法をご紹介します。

* * *

 不登校でもっともつらい思いをしているのは子どもです。しかし、不登校の取材を約20年続けるなかで、「親だってしんどいんです」という話を多く聞いてきました。カウンセラーに相談したら「あなたの育て方が悪かった」と言われて、さらに傷ついた親もいます。「ママ友に会いたくないから遠くのスーパーへ行く」、「部活帰りの学生たちを見ると涙が止まらなくなった」という話も何度も聞いてきました。では、不登校の親の先輩たちは、つらい時期をどのように乗り切ってきたのか。実例をご紹介します。

物理的な距離 本音を話す

 しんどい気持ちの乗り切り方として、2つ紹介します。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「今からでも間に合います」不登校でも取れる「高卒認定試験」について解説

625号 2024/5/1

「4月から学校へ行くよ」子どもに言われたときに必要な親の準備とは【全文公開】

622号 2024/3/15

「カップ麺ばかり食べていて大丈夫?」不登校の子を持つ親の悩みに栄養士が答えます

622号 2024/3/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…