不登校新聞

619号 2024/2/1

「ひきこもりから最初の一歩を踏み出す」ひきこもり経験者が語る大事なこと

2024年01月23日 16:17 by kito-shin
2024年01月23日 16:17 by kito-shin

 ひきこもり時給2000円。なんとも不思議なタイトルの本が出版されました。著者は、岡本圭太さん。ひきこもり経験者として、若者の就労支援施設の相談員を約20年続けるなかで、岡本さんが執筆してきたエッセイをひとまとめにした本書を紹介します(※画像は『ひきこもり時給2000円』岡本圭太 著)。

* * *

就活に失敗し、22歳から約3年間ひきこもった経験がある岡本圭太さん。30歳のときに若者の就労支援施設の相談員として働き始めるかたわら、自身の経験をふまえ、ひきこもりをテーマにした執筆活動を続けてきた岡本さんは以前、本紙でも連載を書いていただいていました。それに加え、他誌への寄稿などをまとめた1冊をご紹介します。

 本書の内容は多岐に渡ります。岡本さんがひきこもったきっかけ、医療との関わり、親との関係のほか、働き始めたときのことなど、ひきこもり経験者の気持ちをていねいにまとめたエッセイ集となっています。

 ひきこもっていた3年間、毎日死ぬことばかり考えていたという岡本さんが、ひきこもりを脱したきっかけは何か。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「ぼく…もう死にたい」小3の息子の不登校に向き合った元不登校のシングルマザーが語る戦いの物語

625号 2024/5/1

「薬の使い方は?」発達障害について教師・医師・学者が解説

621号 2024/3/1

「不登校からの大学進学」4000人の卒業生を輩出した個別指導塾代表が語る不登校からの学び直しのコツ

620号 2024/2/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…