不登校新聞

268号(2009.6.15)

第10回 ぶつかり合いの体験から

2014年03月06日 14:22 by nakajima_


連載「親子って何だろ?」

―――小児期以降は「子どもの要求」よりも「どう教育するか」が親にとって課題になりますが、教育についてはどう思われてますか?
 ずいぶん前の話になりますが、ある里母さんから「6歳の男の子から『オムツをしてほしい』と言われた」という話を聞きました。

 その子が「僕、オムツしてもらったことがない」と言うので、「オムツは赤ちゃんのときにするもので、おまえもしてもらったんだよ」と言うと、「ちがう! お母ちゃんにしてほしいねん」って。「そうなんか、私にしてもらいたいのか!」と納得して、里母は子どもといっしょに浴衣からオムツをづくりをして、オムツをしてやったそうです。「6歳になっていてもオムツかぁ~」って、私、顔が引きつっていたんですね。すると里母は「ホンマの赤ちゃんにしてやるようにしてやらな、なんの意味もないんですよ」と言われました。ああ……、なるほどそうなんだ……と思いました。その後、「哺乳瓶でミルクを飲みたがる」「急に赤ちゃん言葉になる」といろんな報告がなされました。これが「試し行動」という親の愛情をさまざまな手段で試す行動を、私たちがはっきり捉えるきっかけになったんです。

 ぶつかり合いの体験から

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