そろそろ、私たちが「多様法」と呼んでいる、新法を求める運動について書いていきたい。
 
 それは2015年5月から9月、「義務教育の段階に相当する普通教育の多様な機会の確保に関する法律案」として議員連盟で討議され、まとまらないままとなり、国会上程は2016年の通常国会だろう、と言われている法案にも関係してくるものである。
 
 以前、この歴史欄で、2009年第1回日本フリースクール大会が開催され、「フリースクールからの政策提言」を採択したことを述べた。不登校の子どもたちの成長支援を日々行なっているフリースクールでは、子どもや親と関わりながら、あるいは居場所を維持しながら、たくさんの課題を感じてきた。それを解消・解決し、子どもの状況を改善するため、「一つの新法とすぐにでも解決したい9つの提言」にまとめ、文科省と議員連盟に持ち込んだ。しばらく開かれない議連に、「その政策提言を説明したい」と開催を要望、またずっと高等部の通学定期の問題も取り組んできてもらっていて進捗も聞きたかった。
 
 2009年2月、議員連盟の第3回会議が開かれ、この提言を説明した私たちに対し、議連幹事長だった馳浩議員(当時)は「新法はどんな内容を考えているのか、骨子案をつくって持ってきてみてください」と言われた。


この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。