不登校新聞

310号(2011.3.15)

ベーシック・インカム第10回「人々の生活こそが経済の根幹」

2021年08月17日 18:22 by kito-shin
2021年08月17日 18:22 by kito-shin

連載「ベーシックインカム」第10回

 ベーシック・インカムができても、「これで、福祉も医療も自分のお金で払ってくださいね」と言われたら、どうなるでしょうか。かえってお金がかかりますね。いつ不慮の出来事があるかと、心配しなければならない生活になります。

 ベーシック・インカムが実現しても、社会保障は残ります。残るだけでなく、ベーシック・インカムができると、消費が増えて景気がよくなりますので、増えた税収で社会保障をいっそう充実させるべきです。ただし、生活保護と、失業保険と、年金の基礎部分、これはベーシック・インカムと同じ意味ですので、ベーシック・インカムで置き換えます。 
 さあ、そうしますとこういう疑問が出てきます。「ベーシック・インカムと社会保障と両方なんて、社会のお荷物を増やすばかりではないのですか?」

 さて、生活保障や福祉は、ほんとうにお荷物なのでしょうか。

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