今年の夏は記録的な暑さであった。暑さについて話していると、「ウチが一番暑い」、「いやいや、私が住んでるところだって暑い」などなど、気づかぬうちに「おらがまちの暑さ自慢大会」になることも少なくない。そこで、今年の夏がいかに暑かったか、どのように暑い夏をすごしたのかについて、日本全国の子どもたちに聞きました。
55万人が生み出す"心意気”
今年の夏、一番熱かったのは、もちろん東京・汐留ビッグサイトです!
なんと言っても、そこでは日本、いえ世界最大級の同人誌(ゲーム)即売会「夏コミ」が開催されていたからです。
私は初めての参加だったのですが、その熱気にびっくり。
ビッグサイトの前には、あふれんばかりの人人人……。みな人気サークルの本やグッズををゲットしようと、闘志を燃え上がらせているようでした。
私は会場内でくり広げられるオタクたちの戦いをワクワクしながら待っていました。
そして開場。中に入った私達が見た光景は、想像とはちがうものでした。走らずに早足で移動し、係員の人に従って列をつくる人々。開場には数万人の足音だけが響き、喧騒とはまったくちがう空気感でした。
しかし、人々が並ぶ場所は猛暑の炎天下、並大抵の精神力では耐えられるものではありません。そこに、今日という日に懸けるオタクたちの熱い心意気を感じました。
それとともに行なわれた、コスプレ広場もスゴイ人でした。さまざまなキャラに扮する人々。そこは太陽を遮るものがない炎天下、そんななか、私たちはスゴイ人物と遭遇しました。
なんと、ゴン太くん。教育番組「できるかな」のゴン太くんです。
あの炎天下で、けむくじゃらの体(着ぐるみ)をまとっているのです。しかし、それでも愛嬌を振りまく力強さ。熱いです。非常に熱いです。そんな熱い人々が集まる夏コミ。
その会場であるビッグサイト。そこが今年の夏もっとも熱かった場所だと言えると思います
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