不登校新聞

438号 2016/7/15

アニメ 『響け!ユーフォニアム』がリアルすぎてヤバい件

2016年07月12日 12:07 by motegiryoga
2016年07月12日 12:07 by motegiryoga

画像:公式ホームページより

 『響け! ユーフォニアム』というアニメをご存じですか? 2015年に放送された、高校の吹奏楽部を描いたアニメです。製作は「京都アニメーション」。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』『けいおん!』などを製作した、人気のアニメーション製作会社です。
 
 私はこのアニメ、とても楽しく観ました。高校生たちのリアルな生活描写、吹奏楽部内の人間関係、そしてダイナミックな演奏シーン。どれもクオリティが高く、毎回楽しみにしていました。
 
 ところが、子ども若者編集部メンバーとこのアニメの話をしていたところ、「あれはムリ! 3話で見るのやめた」とか「メンタルがやられる! すぐにチャンネル変えた」などの酷評が多かったのです。
 

現実逃避させてくれない

 
 くわしく話を聞いてみました。Aさん(19歳)は高校1年で不登校になりました。つらいときに心をいやしてくれるものがアニメでした。とくに「京都アニメーション」のつくるアニメは大好きで、すべて観ているというAさん。ところが『響け! ユーフォニアム』は3話で観るのをやめたそうです。理由は『ユーフォニアム』を観ていると、つらかった自分の高校時代が思い出されてしまうから。「私にとってアニメは現実逃避するためのものなのに、このアニメは逃避させてくれない。現実に引き戻されちゃう」と、話しました。
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