不登校新聞

438号 2016/7/15

年齢を気にして焦る前に必要なプロセス ひきこもり時給2000円

2016年07月12日 15:10 by kito-shin


連載「ひきこもり時給2000円」vol.32


 「自分が『大人になったな』と感じたのはどんなときですか?」。こう聞かれてあなたは何を想像しますか? はい、ちょっとばかりエッチなことを想像してしまったそこのあなた! 安心してください、僕と同じです。僕も思わず「はじめてキスしたとき」とか考えてしまいました。すみません、発想がゲスいですね。まあしょうがない、実際そういうやつなんだから。そこは素直に認めましょう。
 
 いや、先ほどの問いにまじめに答えると、僕の場合は、自分の名前を全部漢字で書けたときです。小学校2年生。「今までとちがう自分になったな」と感じたのを今でも覚えています。
 
 でも、それじゃ昔のことすぎて参考にならないので、もうすこし最近のことで考えてみます。自分が大人になったな、と感じたとき。たとえば、一人で新幹線に乗れたとき。自分で切符を手配して東海道新幹線に乗っている自分。九州新幹線に乗っている自分。夜の車窓に映った自分の顔を見て「すげぇな……」と思いました。新幹線に乗るのって、なんか大人になった気がするんですよね。ひとりで飛行機に乗るより大人に感じる。もちろん、はじめて一人で飛行機の切符を手配して旅行したときも、「マジか、大人になったな……」と思いました。まぁ、去年なんですが……。
 
 あとはそうだなあ……、タクシーに一人で乗って「◯◯まで」とフツーに言えたとき(内心はドキドキ)。居酒屋に入って慣れた感じで「とりあえず生2つ」と注文したとき。ファミレスでフツーに注文できたとき。美容室に入って、無事にケガなく出てこれたとき。セルフのガソリンスタンドで無事に給油できたとき。はじめて自分の携帯を持ったとき。あとほかにもいっぱいあると思うんだけど、とりあえずはそんなところです。なんだか、どれもしょうもないですね。かなり小さなことばかりです。
 
小さい積み重ねが すごく大事なんです
 
 でもね、こういうことこそが大事だと思うんです。
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