不登校新聞

438号 2016/7/15

新連載 酒場の支援論 相馬契太

2016年09月13日 15:01 by kito-shin



  「訪問と居場所 漂流教室」(札幌市)で不登校の子らの支援を初めて14年。相馬契太さんが現場で考えてきたことを紹介してもらう連載です。ただし、あまり肩肘を張らず、「一杯、飲みながら」と、ゆる~く議論できる場にしたいと思っています。

連載「酒場の支援論」


 冷奴をつまみに飲んでいる。酒の肴は冷奴が一番好きかもしれない。たいてい、どこでも頼んでいる。水をよく切って、薬味はたくさん乗っているのがいい。
 
 酔った頭で考える。『眠り姫』の話は本当かもしれない。たとえば、新しくフリースクールに来た子がいたとする。3カ月が経ち、半年が経って、しだいに調子が上がってくる。笑顔が増え、饒舌になり、あれをしたい、これもやりたいと要求が出る。そうやって本人もまわりも手応えを感じはじめたところで、突然ふり出しに戻る。かたくなな、または捨て鉢な態度で、これまで積み上げたものを進んで壊す。傍からはまるで変化を拒んでいるかのように見える。それを何度もくり返す。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ほっとスクール希望丘 不登校の歴史vol.527

527号 2020/4/1

ひといき

527号 2020/4/1

かがり火

527号 2020/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

527号 2020/4/1

「自分の悩みを本気で打ち明けてみたい人は誰ですか」。そう聞いてみたところ不...

526号 2020/3/15

中学と高校、2度の不登校で苦しんだ不登校経験者にインタビュー。自身が「どん...

525号 2020/3/1

受験生の息子が突然の不登校。今ならばわかる「親にできること」を母親が講演。