何とかして学校に戻したほうがいい。家から連れ出して就労させよう。これが不登校・ひきこもりの子どもたちに対する世間一般のまなざしであり、行政などの支援も、学校復帰と就労が主軸です。つまり、不登校・ひきこもりの子どもたちは、今いる場所から「引き出される存在」として見なされているということです。専門家として、それをサポートする精神科医も少なくありません。
 
 一方で、不登校・ひきこもり当事者の側に立ち続ける精神科医がいます。児童精神科医の高岡健さんです。元・岐阜大学の准教授で、現在、「岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター」の児童精神科部長を務めています。
 
 高岡さんは、不登校やひきこもりにおいて、「こもる時間こそ、自分と対話をする大切な時間」だと主張します。


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