「生まれつきの髪を黒く染めさせる」「体操着の内側に下着着用禁止」「日焼け止めは禁止」。これらは「校則」に位置づけられ、現在の学校で取り組まれている指導の一例です。
合理的な理由が見当たらないこうした指導は近年「ブラック校則」と呼ばれ、有志のNPO団体が大規模な調査に乗り出すなど、その問題点が指摘されるようになってきました。
今回ご紹介するのは、上述のデータ分析に加え、司法・発達障害・LGBTなど、さまざまな視点から校則について考える書籍です。
本書によると、校則にもトレンドがあることがわかります。たとえば、私の学生時代には「体育や部活の最中に水を飲んではいけない」という校則がありましたが、世代が若くなるにつれて、経験した割合は減っています。
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