不登校新聞

267号(2009.6.1)

第267回インフォームドコンセント

2014年03月06日 15:42 by nakajima_

連載「不登校の歴史」

 前回に引き続き「不登校と医療」のアンケート結果を紹介する。

◎インフォームドコンセントの有無


 医療機関でインフォームドコンセント(説明と同意)を受けたかどうかを質問した。子どもからの回答をみると、親子両方に説明と同意が「あった」という人が47・8%、子どものみが1・1%、親のみが17・8%。説明と同意が「なかった」と回答した人は17・8%いた。親からの回答を見ると、親子ともに受けた人が54・4%、子どものみが2・8%、親のみが23・9%。説明と同意が「なかった」と回答した人は10・6%いた。

 医療を受ける際、インフォームドコンセントがあるのが当たり前だと考えれば、かなり低い数字だと言える。

 しかし、子どもへの説明などは「年齢によるのでは?」という人もいるかもしれない。そこで回答者の年齢を調べてみた。子どもにのみ説明と同意があった場合は、その子どもの年齢は10代後半から20代で、年齢はやや高めだった。しかし、親のみに説明と同意があった場合の子どもの年齢層も、ほとんど変化は見られなかった。

 つまり、親への理解を求める傾向は見られるが、子ども本人(当事者)に理解を求める割合は低い。「親が納得していればいいのではないか」という見方が一般的にあるようだ。しかし、そんな子ども軽視の考えはあらためられる必要がある。当然、もっとも気になったのは、インフォームドコンセントがない人の割合。医師はどう考えているのだろうか、と私たちは疑問を持った。

◎治療形態

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