2016年9月1日、始業式から戻った中学3年生の面接相談を受けた。彼女はその小さな背に家庭の重い問題を背負いながら懸命に生きている。昨夜は山のような夏休みの宿題を午前3時までやり、来週はテストが待っていると、疲れた表情で言う。彼女には学校もまた重荷である。

 文科省が2016年7月8日出した通知「児童生徒の自殺予防にかかる取組について」には、8月下旬から9月上旬の18歳以下の自殺増加への対策として、駅、踏切での見守り活動をあげている。そんなに心配なら、9月1日防災の日は休日にし、教員は総出で駅、踏切の見張りをすればいいと言いたくなる。学校が始まると、自らいのちを絶つ子どもが増える社会の異常さをもっと子どもの視点で考えるべきだろう。

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