先日、「子どもと学校の板挟みでしんどいんです」というお母さんとお話する機会がありました。お子さんは中1の夏休み明けから行かなくなり、1年がすぎた今も学校には行っていない。毎朝励ましてみたり、学校までいっしょについて行こうとしたり、親がヘトヘトになるまでがんばったにもかかわらず、学校に戻るどころか、子どもの元気がどんどんなくなっていったそうです。
 
 お母さんはなぜそんなにがんばっていたのか。聞けば、中2の担任が熱心で「どうしても来られないなら自分が会いに行く」と家庭訪問をいつも切望されるそうで、ていよく断りつつ、孤軍奮闘していたとのこと。「ていよく断る」という部分にひっかかったので、もう少し話を聞いていくと、「学校との関係が完全に切れてしまうのもちょっと不安で。急に行くと言い出したとき、スムーズに戻れるためにも、無下に断らないほうがいいのかなという葛藤がある」と、本音を語ってくれました。つまり、お母さんは子どもと学校の双方に気をつかっている状態です。これではお母さんが疲れてしまって当然です。


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