不登校新聞

318号(2011.7.15)

取材後記「特別な思いがいっぱい」

2013年06月18日 17:27 by kito-shin
 絵本『おとうさんといっしょ』が大好きで、絵本作家・画家の土田義晴さんにインタビューを申し込みました。
 
 土田さんの絵本を読むと、幼いころわくわくした気持ちや感動、それが大きくなった今でも尊重してもらえるような気持ちになります。そこで、土田さんにお話を聞いて、自分の好きなことをしながら生きていくためのヒントをもらいたいと思い、取材をしました。
 
 私自身、編集部では何度か取材を提案し依頼するものの、残念ながらいいお返事をもらえたことがありません。「今度こそは!」という気持ちで、今回のインタビューをお願いしました。すると、すぐに土田さんからお返事がきました。しかも大きな「くまさん」のイラストが描かれた手書きのファックス。もう大喜びしました!


 
 取材を終えての、私なりの受け取り方ですが、自分自身を表現するための「好きなこと」をずっと思い、目指し続ける。その目標に行き着くまでの道のりは、まったく関わりのないようなものに思えても、最終的にはすべて自分を表現するための材料になる。あらためて、そう思うことができました。そして、誰かのためにも自分のためにも表現する人は、力強くイキイキしていました。
 
 インタビュー記事では割愛されていましたが、土田さんご自身、作家になられるまで、さまざまな分野のお仕事をされていました。そこで多くの人から学び、その経験が今に活かされているそうです。「絵も好きだけど、人が好き。人から学んで吸収する」 「言葉にできない思いを絵を描いて吐き出す」という二つの言葉が印象的でした。
 
 『おとうさんといっしょ』は小さいころ、親子で何度も読みました。今でも読むと楽しかったことを思い出します。少ない文章だからこそ、たくさんの会話が親子で生まれ、母も、私と読む時間やストーリーに思い入れがあったらしく、この絵本は親子にとって特別でした。思い出のつまった本の作者、土田さんにお会いできたこと、とてもうれしかったです。本当にありがとうございました。(取材企画者・彦田来留未)

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